ダイアテラス上所の住人本音の口コミ
Case.9
内見から購入までにかけた期間と
家を購入した今でも「持ち家VS賃貸」特集なんかを見るとちょっと気になります。
もちろん、住宅購入検討中はこういう記事を片っ端から読んでいたし、住宅ローンの損しない方法が書いた本も購入して夫婦で熟読しました。
でも色々と読んで、周りも見て感じるのは「家庭ごとに正解がある」ということ。どういうポイントを抑えれば、私たち家族が幸せに満足して暮らせるかを考えながら住宅購入を考えました。
今回は私たち家族がこの家を購入するまでにかけた期間と家計の考え方を一部お話します。
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はじめての内見から全部で4回目で購入しました
ダイアテラス上所は気になっていたので、一度見ておこうとチラシが入っていた週末のイベントに参加して見に行きました。内見前は少し公園で遊び、訪問したあとは帰りにスーパーで買い物をして帰りましたね。
車で来てみると、道も広くてコンビニもスーパーもコインランドリーも宅配業者も公園も近くてやっぱり便利そうだなと思いました。
素敵なお家でしたが、我が家は車もケータイもローンを組まずやってきたのでいきなり大きなローンを背負うのが怖くて……。「いいけど、やっぱりちょっと高いね」と、夫婦で目を合わせながら帰ってきました。
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同時期に友人たちも家を購入していたので、家にお邪魔してこだわりをきいたり、あえてつけなかったものをきいたり、ローンの金額を聞いたりしてリサーチしてみたんです。
家って、見れば見るほど決められなくなるんですね。
中古でも2,000万以上する物件をフルリフォームするとして……固定資産税などは安いかもしれませんが、中古住宅にそこまでかけるのも悩みます。
かといって新築も上所で見た物件と比べると、車の出し入れや買い物通勤時のストレスがかかりそうだなという物件が多く悩んでしまいました。
一度いい立地を見てしまうと比べてしまいますね。そうこうしている間に営業さんから内見した物件の購入者が決まったという連絡が入り、縁がなかったなと思いました。
でもそのあと、出産を経たタイミングで営業さんから連絡が入り、新しく建った建物を内見させてもらうことになったんです。冬の寒い日でしたが暖房を入れた建物内はどの部屋に移動しても暖かく、ここの物件の信頼度が一気にあがりました。
そして、一度具体的な見積をいただき、夫婦で検討。そのあとも両親含めた内見などをさせてもらい、最初見た家とは違いますが4回目の内見で、我が家の条件に合うお家の購入を決めました。
建売だから金利が低く団信のついたネット銀行を利用できた
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これは購入を検討するまで知らなかったのですが、住宅ローンは建物が引渡しされてから初めて月々の返済が始まるんですね。
いろいろとこだわるのがいいなと思っていた注文住宅の場合は建っていないので「つなぎ融資」などを受ける必要があります。
そして、そのつなぎ融資の金利は、住宅ローンの金利と比較して高い傾向があるのも知りませんでした。
その点、建売ならもう建物が建っており全てが決まっているので利用したいところでローンが通るかどうかが焦点となります。
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営業さんのお話を聞くまで知らなかったのですが、現在はネット銀行など、金利が安い所もあります。今は変動では1%を切る金利もあるときいて数年前と比べてその利率の低さに驚きました……。
ただ、そういったネット銀行は審査が厳しく、営業さんも「絶対通ります」とは言いませんでした。だから、ダメもとで厳選した数行で仮審査を受けたんです。
仮審査を受ける際も、最近は多いペアローンなどのメリットデメリットなど、私の家庭で可能性がある方法を一緒に模索してくれました。
ペアローンも魅力的でしたが、しばらく子どもがまだ小さいのを考えると今回は夫一本で申し込むことに決定。
無事通過し、本審査、申し込みとスムーズにすすみました。プランによっては団信がつくことで高くなるものもあるときいていたのですが、無料でついていて本当にお得な気分です。
夫の保険も今後見直して、家計に最適な返済方法を節目ごとで考えていこうと思っています。
住宅ローン減税利用期間中は資産運用へシフト中
そしてもう一つ住宅購入時にいいなと思ったのが住宅ローン減税(控除)です。
賃貸から新築になってしばらくは固定資産税が高くなるけど、住宅ローン減税の手続きをすることでしばらくは固定資産税分はペイ出来そうだなというビジョンが見えました。
また、購入直後は引越しに家具家電の購入が必要になります。うちが購入したときは「すまい給付金」(※こちらの制度は終了しており、2021年11月末までに契約した場合)の手続きをすることで一部をまかなうことができました。
これらの「申し込めば返ってくる・もらえるお金」の知識は営業さんに教えてもらいました。
「いい家あったらすみたいな~」とふんわりはじめた家探しでしたが、営業さんと話しながら具体的な話をして見えてきたのは「そこまで無理せずにあの家に住めるかも」というビジョンです。
もちろん、夫の仕事へのモチベーションもあがったし、私も具体的なローンの月額が見えたことから「子どもが小学生低学年を抜けたらこれくらい働きたい」とやる気も出ました。
現在は、様々な制度が変わったり、資材の価格が高騰したり、家をめぐる情報も目まぐるしく変化しています。ゆっくり見ていると利用できる期限を過ぎてしまい、受けられる恩恵が変わるのを目の当たりにしました。
情報を全部追うのは大変ですが、営業さんが知識を伝えてサポートしてくれるおかげで利用できるものは利用し、スムーズに購入まで進めました。
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頭金を低めに設定して夫婦で積み立てNISA運用
以前は、住宅購入は頭金をいくら用意するかが結構重要だったと思いますが、超低金利時代と言われる現在、頭金なしでの住宅購入も増えているそうです。
うちも、頭金は300万円で家を購入しました。
ローン金額に合わせて「住宅ローン減税」の利用できる金額も変わるので、無理して現金をつっこんで控除額を減らすよりは、満額を目指してもらう方がいいなと思いました。
返済プランの変更は、住宅ローン減税がうけられなくなってからでもできます。
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ローンに抵抗があり借金が減るのは気持ち的に楽だと思っていましたが、受けられる恩恵を最大限に利用しないのももったいないですよね。
また、現在は資産運用でお金を増やす時代でもあります。私も、5年前から始めた積み立てNISAが順調にプラスになっているので、購入を機に、夫婦で積み立てNISAを満額することに決めました。
積み立てNISAはいつでもおろせるので、もし金利があがってしまって早く返したくなったら、そちらから補填するのもありだなと思っています。
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家を購入してから収支を見直し
今はこんなにさらさらと話していますが、正直慣れないお金のルール、大きい金額の話で頭はパンクしそうでした。
営業さんにもわかるまでお話していただきましたが、「これで大丈夫かな」と不安になることも多数あったんです。
そこで、ネットで情報収集をしたり、詳しい知人の話しをきいたり、実際にローンを組んでいる友人にも相談をしてアドバイスをもらいました。
最初、頭は固めだったので貯蓄優先で考え、返済も早くしたいと思っていましたが、いろいろなお話や実際のローンを組んでいる人たちの話を聞けば聞くほど他の方法もあることがわかりました。
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支出や収入を明確にすることで、子どもの成長に合わせて出費が多い年代、車の買い替えを検討しなきゃいけない時期、外壁やリフォームを検討しなければいけない時期などが明確に見えてきたんです。
傾向が見えてくれば、対策もできます。うちの場合は積み立てNISAで資産運用を始めて、以前やっていたiDeCoは控除額を圧迫してしまうので最低額の5,000円に下げました。
また、団信に入ったことで夫の保険の死亡保障額の見直しも出来て家計を整理できます。うちは1つ保険を解約し、そのお金を資産運用に回すことにしました。
家を買って、お金の流れを整理することでかなり「必要なもの」に絞って家計を回すことができるようになりました。
「○○すれば正解」がない現代だから今満足した暮らしがしたい
お話したことも、家のことも、これはうちの「正解」と思って選んだ答えで、各家庭ごとに「正解」は変わると思います。
でも、うちは駐車する時のストレス、付けたらよかったと迷ったり後悔せずに済んだ設備付きの家、好立地が叶い、賃貸の時は諦めていた欲しかった家電も導入し、かなり生活が変わりました。
私も家族も、家で過ごす時間が、大好きです。
賃貸の頃よりは少し月々の支払いは増えましたが、「我慢」はかなり減り、くらしが快適になったのでもう以前には戻れません(笑)。
今後も、節目節目でライフプランを見直しながら、その時にいい選択をこれからもしていきたいと思っています。
ダイアテラス上所担当者のお返事
とてもリアリティのある貴重な実体験をお綴りいただきありがとうございます。ご家庭それぞれに正解があり、考え方や進め方があるというのは、本当にその通りかと思います。当然、最終的に判断やご決断をするのはお客様自身になります。ですので私達としましては、住宅に対する疑問や不安の解消でしたり、優先順位の考え方のアドバイスやサポートに重点を於いてご案内をしております。
当時のM様のご案内では、非常に知識や情報が豊富な様子で、真剣さがこちらにも伝わりました。なので、こちらもご希望に答えたい一心で出来る限り分かり易い資料や情報提供に取り組みました。ご検討中も検討可能なのはこちらか、こちらのどちらか、など率直な意見をお聞かせいただきこちらとしてもご提案がしやすかったです。住宅についてのご計画は購入にせよ賃貸で借り続けるにせよ、やはり避けては通れない事柄かと思います。
貴重なお休みのお時間を使ってご見学にお越しいただくのですから、是非しっかりとしたご家族の話し合いの『場』にしていただければ私達としてもうれしいです。